グラベルサスペンションフォーク

Trek Checkpoint ALR5 にグラベルサスペンションフォークを付けました。グラベルロードに対するサスペンションの意義については賛否両論ありますし、私自身もそのとおりだと思っています。

であれば、試すしかありません。ただ、有名ブランド製品だと非常に高額(10万円近くする)ので、試すには度胸が必要です。そんなときに AliExpress で格段に安い製品を見つけました。なんと 16,000円(送料込みで)です。

ほんまかいな?とういう気持ちが大きいのですが、海外のYoutuberがレポートしている動画あって、それによると、とりあえず使えはする模様です。ならば試そう!

まずは仕様チェック。いくら安くても Checkpoint に使えなかったら意味がありません。グラベルロード向けと書いてある以上、基本的な部分は問題ありません。気になるのは、ヘッドパーツ仕様とブレーキホースの長さとフレームクリアランスです。

ヘッドパーツは一般的なテーパードなので、昨今のカーボンやアルミのフレームならば大丈夫。ブレーキホースの長さを気にするのは、油圧ディスクなので長さが足りない場合の対応が面倒だから。まぁ面倒なだけなので、これについては優先度は低いです。

最も気になるのはフレーム本体とのクリアランス。サスペンションフォークは肩が張っているので、ハンドルを90度に切ったときにフォークの肩がダウンチューブに接触する可能性があります。いちおう製品の外観写真から大丈夫であろうと推測しましたが、ここだけは実物合わせでした。

工具と小物パーツ

フォークを交換を自分でするには工具が必要です。いずれも所持していなかったので同時に購入しました。工具はケチると碌なことがないのでブランド品を奮発しました。

  • パイプ切り
  • クラウンレース打ち込み
  • スターファングルナット打ち込み

作業

適切な工具があればフォーク交換作業は難しくありません、淡々と作業するだけ。それよりも気になるのは重量です。交換前後で 960g 増加ですみました。RockShoxsとかと比べると重いのですが、値段が 1/10 と考えると納得です。


試走

まずは、SCHWALBE G-ONE BITE 40mm を装着した 650B の手組ホイールで試走。クリアランス等は全く問題ないのですが、サスの設定がわかりません。エアサスなので空気圧でサグを調整するのですが、最初は普通のフロアポンプで空気を入れていました。

もちろん普通に空気は入るのですが、一回のポンピングで入る空気の量が多すぎて微妙な調整が難しいです。いろいろ頑張ってみたのですが、最終的にはサスペンション専用のポンプを購入しました。やっぱり専用品は便利です。

インプレッション

サスの動きはスムースですが、他の製品を知らないので他との比較はできません。しょせん40mmしかトラベルがないので過大な期待はできませんが、ドロップオフや木の根を乗り越えるときなどでは確実に恩恵があります。逆に、道路の小さな凹凸などではサスの恩恵は少ないです。小さな衝撃はタイヤでカバーし、大きな衝撃をサスペンションでカバーするようなセッティングが良いかと。シングルトラックの下りでの安心感はマシマシなので、ストラバのPR更新しまくりです。

その他

空気圧の調整は手探りです。MTB経験があれば別かと思いますが、いろいろ試して楽しんでいます。あと、安物のサスなので使用前後にFINISH LINEのサスペンション・スプレーを毎回塗布して手入れを忘れずにしています。

サスペンションフォークが使い物になると分かりましたので、700c ホイールのタイヤもよりグラベルな SCHWALBE G-ONE R 45mm に変更。G-ONE BITE よりも食いつき良いです。

秋になったら遠くのグラベルにも足を伸ばしていきたいです。