Gingerbread のスクリーンキャプチャ
S11HT で動くCynanogen MOD 7Alpha のスクリーンキャプチャ
S11HT で Android 2.3 (Gingerbread)
さて、S11HTで動くAndroid2.3(Gingerbread)を試したので、備忘録的にその手順を示しておく。
■前提条件
NANDにインストール
■Kernel
Android HTC / kernel-release / [661ce8]
VOGUIMG-320-FROYO-01-16-11.NBH
■module
Android HTC / kernel-release / [661ce8]
androidupdate.tgz
■Android2.3
Scoot CyanogenMod 7.1.0 RLS3 (Gingerbread 2.… | HTC Kaiser: Tilt, TyTN II, MDA Vario III
Scoot CyanogenMod 7 alpha RLS1
■手順
- Windows NBH Editor でオプションを埋め込んだNBHファイルを生成する
- Kernel(NBHファイル)をNANDに焼く
- androidinstall.tgz をインストールする
- androidupdate.tgz をインストールする
WiFiも大丈夫でした。
予想以上に動作も軽快で、電池の持ちも良好です。
以上
WM環境でのAndroid導入手順
最近はS11HTをWindowsMobile環境に戻して運用しているので、ここらで WindowsMobile から Android を起動する手順について整理しておきます。kernel-2.6.32 に対応した手順です。
- ここから zImage-2.6.32-froyo-09-09-10_21 と initrd.lzma と haret-for-kernel-2-6-32.exe をダウンロードする
- ここから、ALL LANG-ODEX (Fat Free all lang - odex.zip)をダウンロードする。
- microSD の直下に andboot フォルダを作成する
- zImage-2.6.32-froyo-09-09-10_21 を zImage にリネームした上で、andboot 配下にコピーする
- initrd.lzma を 7-zip 解凍したうえで、andboot 配下にコピーする
- haret-for-kernel-2-6-32.exe をharet.exe にリネームした上で、andboot 配下にコピーする
- Fat Free all lang - odex.zip を解凍し、androidinstall.tar を andboot 配下にコピーする
- 下記の内容で startup.txt を andboot 配下に作成する。set cmdline の行は実際には改行なしの一行で記述します。
set RAMSIZE 0x08000000
set RAMADDR 0x10000000
set FBDURINGBOOT 0
set MTYPE 1553
set KERNEL zImage
set initrd initrd
set cmdline "ppp.nostart=0 pm.sleep_mode=1 mddi.width=240 mddi.height=320 no_console_suspend board-kaiser-keypad.atttilt=0 board-htckaiser.panel_type=2"
boot
9. microSD カードを S11HTに射す
10. haret.exe を起動する
11. ひたすら待つ(3分ぐらい)。5分待っても先に進まない場合には、電源を切ってから再度挑戦する。
12. kernel が起動したら、すかさず真ん中ボタンを押下する
13. インストーラーが起動したら、以降はそれに従う
以上です。
S11HT の SPL をアップデートする方法
前回の日記と前々回の日記をベースに追記します。
前提条件として、S11HT は既に HardSPL されている物とします。HardSPL されていない場合には下記の手順は使えません。
前々回の日記の手順で SPL は既に 「SPL-1.0 OliPof」になっています。これは HardSPL としては最も古いバージョンになります。Android で使うだけならばこのバージョンで問題無いのですが、WindowsMobile 6.1 や 6.5 の ROM を焼く場合には、もっと新しいバージョンの SPL が必要になります。それなので、SPL をバージョンアップする方法について簡単にメモしておきます。
1. HardSPL 3.34 の入手
ここから RUU-334-patch-nostuckinSPL-FORCEUSB .zip をダウンロードします。zip の中にある ruu_signed.nbh というファイルを KAISIMG.nbh にリネームします。
2. S11HT に焼き込む
前回の日記の手順に従って、microSD カードから KAISIMG.nbh を S11HT に焼き込みます。焼き込みが完了するタイミングでS11HTが自動的に再起動し、Android が起動するので少し驚きますが、問題はありません。
これで HardSPL のバージョンが 3.34 に上がります。
S11HT のフラッシュメモリを microSD カードから更新する方法
PC と USB ケーブルを接続して S11HT のフラッシュメモリを更新する方法については、前回の記事に書いたので、microSD カードから更新する方法について書いてみます。
注意すべきポイントは三つ。
(1)microSD カードを使用する
microSDHC カードでは駄目です。私はこれで相当、ハマりました。
(2)FAT32 でフォーマットする
Panasonic 純正フォーマットツールでフォーマットした後に、Windows上でFAT32フォーマットすると確実です。
(3)ファイル名を再確認する
私は拡張子が "mbh" になっていて(正確には nbh)で相当、ハマりました。
あとは公開されている手順どおりで大丈夫なはずです。
以降に手順を簡単にメモしますので、参考にしてください。
(4)KAISDIAG.NBH の入手
ここから KAISDIAGSD.zip をダウンロードする。zip の中に KAISDIAG.NBH があるので、適当な場所に取り出しておく。
(5)KAISIMG.nbh の準備
S11HT のフラッシュメモリ(NAND)に焼き込みたいイメージを、KAISIMG.nbh という名前で準備する。
(6)microSD カードへのコピー
KAISDIAG.NBH と KAISIMG.nbh を microSD カードのルート直下にコピーします。この二つ以外のファイルは消去しておくと確実です。
(7)フラッシュメモリアップデート
- S11HT の電源をOFFにする
- S11HT に準備した microSD カードを挿す
- カメラボタンを押しながら電源ボタンを押下する
- 三色画面になり、自動的に KAISDIAG.NBH が読み込まれます。電源ボタン、カメラボタンからは手を離してください。
- Press power button to start update image と表示されたら、電源ボタンを押下する。KAISIMG.nbh が読み込まれてフラッシュメモリに書き込まれます。
- Update Complete UPDATE SUCCESS と表示されたら成功です。再起動してください。(リセットボタンを押下する)
以上です。