手組650Bホイール
Roubaixでグラベルを走ると感じること「もっと太いタイヤで走りたい!」
しかし、ロードバイクであるRoubaixでは 700x32c が最大の太さ。それでもフレームとのクリアランスはぎりぎり。チューブレスで空気圧を下げればそれなりですが、パンクせずに走りきるので精一杯。楽しむ余裕は少ないです。
さらにさらにグラベルを優先したブロックタイヤでは、自宅から自走で林道までたどり着くのが辛いです。そこで少しでも楽になるようにカーボングラベルホイール(DT-SWISS GRC1400 Spline DB)を購入。 確かに上りも平地も乗り心地も良くて満足なのですが、平地の快適をとると、どうしてもグラベルは妥協することになります。
グラベルを楽しみたい!! そこで考えたのが650Bです。いわゆるロードプラスだと幅が47cなので Roubaix には入りませんが、最近では 42c幅 や 40c幅のタイヤも発表されているので、思い切って650Bホイールを導入。
完組ホイールも考えたのですが、完組を買うと完成車に付いてきたアルミリムのホイール(DT-SWISS R470db Pro)の用途と完全にダブってしまいます。なので、R470db ProのHUBを転用して650Bホイールの手組をショップに依頼しました。
650Bのリムを何するか。HUBを転用するのでホール数を数えたら24Hでした。MTB系のリムは28H以上である物がほとんどなので、グラベルロード向けのリムから選択。DT-SWISS GR531dbです。これにDT-SWISS 350(Jベンド)のHUBと、スポークはDTレボリューションを組み合わせたので、結果的にフルDT-SWISSの手組ホイールとなりました。
タイヤにはWTB RESOLUTE 42c を選択。アメサイドが好みなんです。
スプロケットは11-34を選択。これでインナーロー34-34のギア比1:1が実現できます。
さて、さっそく試走に行きたいのですが長距離ライドは自粛ということで、自宅から自走で楽々の場所にある Smile Bike Park でMTBに混ざって試してきました。
しかしですね、一つだけ難点がありまして、後輪のクリアランスがギリギリ(多分0.1mmぐらい)しかないのですよ。
特に問題はなく走れたのですが、実は空気圧を1barより上げるとタイヤが膨張して擦ります。グラベルライドでは空気圧を1bar程度にまで落とすので問題ないのですが、舗装路で1barは辛さ倍増です。
なのでWTB RESOLUTEの見た目は大変気に入っていたのですが、新たに40cのタイヤを購入。Continental TERRA TRAIL です。これだと空気圧を 2bar にしても擦りません。ロードバイクの常識と比べると低い空気圧ですが、32c幅以上のタイヤの最大空気圧まで上げるとチョットした段差でポンポン跳ねますよ。硬くてゴツゴツという感じではなくて、空気量が多いだけに跳ねるんです。なので40c幅で2barというところは実用上は問題ありません。
気になる重さですが、こんなもんです。前輪で比較です。
DT-SWISS PRC1400 Spline 35 db (1089g)Turbo Cotton 26c
DT-SWISS GRC1400 Spline 42 db(1202g)グラキン32c
DT-SWISS R470db + 350HUB(1289g)グラキンSK 32c
DT-SWISS GR531db + 350HUB(1432g)TERRA TRAIL 40c
ちょっと重たい。重たい。重たい。
カーボンホイールは軽い。でもグラベルだと傷が怖いのでアルミが安心。