ディスクロードでの輪行について
久しぶり、約2年ぶりの更新です。
二年前と比べてディスクロードの輪行事情がどのように変化したか記録に残す意味合いでこの記事を執筆しています。 結論から先にすると、ディスクロードでの輪行は全く問題ありません。ただしそこに至るまでには、さまざまな試行錯誤がありましたので、そこを中心に記事にしたいと思います。
荷物が多い件
輪行袋をpekoさんの超軽量のものに変えました!
これによって通常サイズの輪行袋(mont-bell Compact RINKO Bag)に輪行に必要な全てを格納することができたうえで、それをボトルゲージに差し込める程度の大きさにまとめる事ができました。
エンド金具が片側にしかなくて不安定な件
サドルの後ろにボトルゲージを2つ追加しました!これによって自転車を縦置きにした際の安定性が格段に増しまし、エンド金具が片側だけであったとしても安定性に問題はなくなりました。
縦置きのくせに横幅を必要とする件
「エンド金具が長いこと」と「サドル高さが低いこと」この2つの要員が複合した結果として完全な縦型よりも斜めになることが原因です。
対応策としてはDi2にしました!Di2にすることで、リアディレイラーからのシフトケーブルの飛び出しがほぼ気にならなくなり、エンド金具を短いものにできました。
ディスクローターによってフレームに傷がつく件
ディスローターカバーをつけても、それが強くフレームに当たればフレームに傷は付きます。カバーを厚手にすれば良いのですが、それだと荷物として嵩張ります。
対策として、ディスクローターが接触する部分に透明なフレーム保護シートを貼りました!これでディスクローターで傷がつくことを防げます。目立つかな、と思いましたが、以外と目立ちません。
残った課題
あと課題があるとすれば、輪行状態にパッキングするまでの時間が長い件だけです。これは慣れの部分が大きいのですが、実際には疲れた状態で作業することが多いので、安全マージンを見込んで30分は確保するようにしています。私の行動範囲である中央線にしても御殿場線にしても五日市線にしても、そんなに本数は少ないという訳ではないので無理せず1本次の電車でもいいやという気持ちで望んでいます。
失敗談
当然バカみたいな失敗もあります。後輪のスルーアクスルを忘れて武蔵五日市駅からとんぼ返りしたときは落ち込みました。
余談
BROMPTONでの輪行も二回ほどしていますが、ロードバイクと比較して圧倒的に楽です。峠を登ったり長距離を走ったりするのでなければBROMPTONは良い選択です。でも車載の方が手軽かな。
Roubaix Expert と輪行
緑のAACR への参加を輪行で計画しているため、Roubaix Expert 2017 で輪行に必要な装備をいろいろと検討しています。まだ最終盤ではありませんが、とりあえず書き出してみます。
Roubaix Expert 2017 の特徴は「油圧ディスクブレーキ」「スルーアクスル」「内装ワイヤー」です。これらが少しづつ面倒くさいことを引き起こしています。
ピストン密着への対策
ローターを外した状態(ホイールを外した状態)でブレーキレバーを握るとピストンが密着して戻らなくなるため、その対策としてブレーキキャリパーにスペーサーはさんでブレーキレバーを握った状態で固定します。こうすれば逆さにしても縦にしても問題はありません。さほど荷物が増えるわけではありませんが、分解・組み立てに余分な時間が必要です。
必要な物:スペーサー×2個、レバー固定ベルト×2本
ブレーキローターの保護
ディスクブレーキローターが少しでも曲がるとシャリシャリしてしまうため、保護と取扱に注意する必要があります。対策としてはカバーで保護しますが、このカバーが意外とかさばります。前後輪で2個必要です。
必要な物:ブレーキローターカバー×2個
12x142mm スルーアクスル対応のエンド金具
12x142mmスルーアスクル対応のエンド金具は、残念ながらまだ存在しません。
かろうじてエンドスタンドが販売されていますが、これでは安定して自立しませんので、使い勝手としては劣ります。さらにシフトワイヤーの飛び出しが大きいので、リアエンドスタンドの長さは150mmは必要になります。
必要なもの:スルーアスクル対応のエンドスタンド(150mm)×1個
これらの事を勘案した上で、考察すると。
<横置き輪行バージョン>
- モンベル コンパクトリンコウバッグ
- シマノ BRM810 パッドスペーサー Y8FF18000 ×2
- マルト 車輪固定フック(3本) ×2(計6本)
- マルト スプロケット&ディスクブレーキローターカバー RS-S570 シルバー ×3
- マルト チェーンカバー RS-C750 シルバー ×1
- マルト フレームカバー・3枚入 RS-F1250 ブラック ×1
<縦置き輪行バージョン>
- オーストリッチ 輪行袋 超軽量型 [L-100] ブラック
- オーストリッチ エンドスタンド 12mm スルー用
- オーストリッチ エンドスタンド +150mm
- シマノ BRM810 パッドスペーサー Y8FF18000 ×2
- マルト 車輪固定フック(3本) ×2(計6本)
- マルト スプロケット&ディスクブレーキローターカバー RS-S570 シルバー ×3
- マルト チェーンカバー RS-C750 シルバー ×1
- マルト フレームカバー・3枚入 RS-F1250 ブラック ×1
必須ではありませんが、パークツール ダミーハブ オープン10mm/スルーアクスル DH-1
があるとモアベター
正直、気軽に持ち運べる分量ではない。
結論
なんとも残念な結論ですが、輪行のハードルは高かったです。
輪行袋に入れる前の全体像(縦置き)これだけ保護すればフレームに傷はつきません。
ブレーキパッドだけでなくスプロケにもカバーをかぶせます。フレームと干渉するのが嫌なので、ブレーキパッドを外側にしています。よって持ち運び時にはぶつけない様に注意が必要です。
チェーンカバー付けました。輪行袋に入れるのでなくても問題は少ないですが、意外とかさばらないので付けることにしました。
輪行袋にいれました。ちゃんと入って一安心です。
車載 Roubaix
そろそろ暖かくなってきたので息子とサイクリングも再開かなっと考えているのですが、子供の体力でいける近場で新しい目的地を探すのが苦しくなってきました。そこでトランポで行動範囲を広げようと画策。
ミニバンだったら悩まないのでしょうが我が家のマイカーはコンパクトハッチバック、息子と私の2台分の自転車を搭載できる補償はありません。1台ならば後部座席を倒して自転車を横にすれば入りますが、2台となると同じ方法は使えません。
ならば試すしかないね。
Roubaixは前輪・後輪両方を取り外し。息子の CROSSFIRE JR は前輪のみとりはずし。クイックリリースではないのでボルトを外します。想定外だったのがリムブレーキがひっかかるので、空気を抜かないと外れません。自動車なので一通りの工具や空気入れも運べるので許容しましょう。
油圧ディスクブレーキは、スペーサーはさんでブレーキを握った位置で固定すれば問題ありません。それにしても CROSSFIRE JR は重い!体感的には Roubaix 2台分です。
天井はギリギリ。チェーンで汚れないようにカバーは必須です。
詰めて搭載すれば、自転車3台は流石に無理ですが、3人目も乗車可能です。
これで晴れた日には家族でサイクリングできますね。
油圧デュアルコントロールレバーのマニュアル
ロードバイク購入時に調整してもらった事といえば、サドルの高さのみ。それ以外の部分、例えばヘッドスペーサーやSTIの取り付け位置等についてはショップ依存でした。多分、みんなそんなもんだと思います。
そこで自分でセッティングできる範囲は自分で調整をする事になるのですが、マニュアル付いてきましたか? 付いてこないですよね。ショップの店長が著者だっていうメンテナンス本を購入しましたが、油圧デュアルコントロールレバーの事については記載が浅いです。
シマノのマニュアルはネットで公開されているので、自分でダウンロードして読みましょう。Roubaix Expert の油圧デュアルコントロールレバーの型番は ST-RS685 なので、以下のリンクですね。これでブレーキレバーの微調整が自分で出来ました。
ROAD SWAT BOX の注意点
先日のタイヤカットで予備のチューブを使ってしまったので新しいチューブを購入しました。太いチューブの方が厚くてパンクに強いとの事だったので 700 x 20-28c のチューブを購入しました。
が、予想以上に厚くて ROAD SWAT BOX に格納しても微妙にはみ出してしまい、ロードバイクに装着することができませんでした。ROAD SWAT BOX に格納する場合には、700 x 18-25c のチューブを購入しましょう。
この厚さだと格納できません (´・ω・`)
ROAD SWAT BOX が大活躍の日
ロードバイク購入して最初の峠ということで、お気軽な大垂水峠まで往復してきました。予想以上に普通の峠でいつのまにやら頂上で拍子抜けでした。
で、それは良いのですが、帰り道の尾根幹線道路でパンクしました。エコプラザ多摩前の上り坂の路肩にカッターの歯だと思いますが、散乱していました。突然パンという音で後輪がパンクしたので惰性で走りつつ路面(前です)を見ると散乱していたので、数メートルにわたって落ちていたと思われます。
ざっくり切れています。
まだ300kmも乗っていないのに (T_T)
タイヤブートを使って内部から補強しましたが、気休めにしかなりません。空気圧を高くすると裂け目が広がってしまうので、最低限の空気圧にして前輪荷重のダンシングで帰宅しました。幸いだったのが自宅近くの場所であったこと。最悪徒歩でも帰れる距離なのでパンク修理も気が楽でした。
ROAD SWAT BOX に助けられたライドでした。
FUTURE SHOCK カバーからの異音
Roubaix に乗ると意味なく路面の悪い道を走って「おおっフューチャーショックすげー」となりますが、しばらくするとカタカタという異音が気になります。最初はライトや Garmin がブレーキケーブルとぶつかっている音かと思い取り付け位置を変更したりしましたが、異音は止みません。あるとき偶然にフューチャーショックのカバーを触ってみると異音が止まりました。さてこのカバー、よく見てみると本当に単なるカバーでしかなく全く固定されていませんので、指で触ると簡単に動いてカタカタがします。
とりあえず "2" とあるボルトに黒ビニールテープで固定しました。反対側も同様。
ちょっと雑な貼り方ですが、ともかくこれで異音はSTOPです。
最初から考えてくれてもいいよね。