Android で動く Perl スクリプトを書いてみた

福島第一原発の事故が収束に時間がかかりそうなので、一番気になっている東京での放射線状況を Android で簡単に閲覧できる Perl スクリプトを書いてみた。SL4A で動きます。東京都健康安全研究センターのページで公開されているデータを読み込み、余計な装飾を省いた上で Android で表示しているだけの、非常にシンプルなスクリプトです。

以下のバーコードがスクリプト本体です。
なお、HTTP::Lite を利用しているので、それは別途インストールが必要です。

S11HT で Android 2.3 (Gingerbread)

さて、S11HTで動くAndroid2.3(Gingerbread)を試したので、備忘録的にその手順を示しておく。

■前提条件
NANDにインストール

■Kernel
Android HTC / kernel-release / [661ce8]
VOGUIMG-320-FROYO-01-16-11.NBH

■module
Android HTC / kernel-release / [661ce8]
androidupdate.tgz

■Android2.3
Scoot CyanogenMod 7.1.0 RLS3 (Gingerbread 2.… | HTC Kaiser: Tilt, TyTN II, MDA Vario III
Scoot CyanogenMod 7 alpha RLS1

■手順

  • Windows NBH Editor でオプションを埋め込んだNBHファイルを生成する
  • Kernel(NBHファイル)をNANDに焼く
  • androidinstall.tgz をインストールする
  • androidupdate.tgz をインストールする

WiFiも大丈夫でした。
予想以上に動作も軽快で、電池の持ちも良好です。

以上

Android for HTC のオフィシャルサイト

ここのがオフィシャルらしいので、忘れないように貼っておく。

http://androidhtc.git.sourceforge.net/git/gitweb.cgi?p=androidhtc/kernel-release.git;a=tree;hb=HEAD

http://androidhtc.git.sourceforge.net/git/gitweb.cgi?p=androidhtc/kernel-release.git;a=tree;f=2.6.32;h=8db25f9329fbd569c17797e09140672fa8ae5c72;hb=HEAD

WM環境でのAndroid導入手順

最近はS11HTをWindowsMobile環境に戻して運用しているので、ここらで WindowsMobile から Android を起動する手順について整理しておきます。kernel-2.6.32 に対応した手順です。

  1. ここから zImage-2.6.32-froyo-09-09-10_21 と initrd.lzma と haret-for-kernel-2-6-32.exe をダウンロードする
  2. ここから、ALL LANG-ODEX (Fat Free all lang - odex.zip)をダウンロードする。
  3. microSD の直下に andboot フォルダを作成する
  4. zImage-2.6.32-froyo-09-09-10_21 を zImage にリネームした上で、andboot 配下にコピーする
  5. initrd.lzma7-zip 解凍したうえで、andboot 配下にコピーする
  6. haret-for-kernel-2-6-32.exe をharet.exe にリネームした上で、andboot 配下にコピーする
  7. Fat Free all lang - odex.zip を解凍し、androidinstall.tar を andboot 配下にコピーする
  8. 下記の内容で startup.txt を andboot 配下に作成する。set cmdline の行は実際には改行なしの一行で記述します。

set RAMSIZE 0x08000000
set RAMADDR 0x10000000
set FBDURINGBOOT 0
set MTYPE 1553
set KERNEL zImage
set initrd initrd
set cmdline "ppp.nostart=0 pm.sleep_mode=1 mddi.width=240 mddi.height=320 no_console_suspend board-kaiser-keypad.atttilt=0 board-htckaiser.panel_type=2"
boot

9. microSD カードを S11HTに射す
10. haret.exe を起動する
11. ひたすら待つ(3分ぐらい)。5分待っても先に進まない場合には、電源を切ってから再度挑戦する。
12. kernel が起動したら、すかさず真ん中ボタンを押下する
13. インストーラーが起動したら、以降はそれに従う

以上です。

S11HT の SPL をアップデートする方法

前回の日記と前々回の日記をベースに追記します。

前提条件として、S11HT は既に HardSPL されている物とします。HardSPL されていない場合には下記の手順は使えません。
前々回の日記の手順で SPL は既に 「SPL-1.0 OliPof」になっています。これは HardSPL としては最も古いバージョンになります。Android で使うだけならばこのバージョンで問題無いのですが、WindowsMobile 6.1 や 6.5 の ROM を焼く場合には、もっと新しいバージョンの SPL が必要になります。それなので、SPL をバージョンアップする方法について簡単にメモしておきます。

1. HardSPL 3.34 の入手
ここから RUU-334-patch-nostuckinSPL-FORCEUSB .zip をダウンロードします。zip の中にある ruu_signed.nbh というファイルを KAISIMG.nbh にリネームします。
2. S11HT に焼き込む
前回の日記の手順に従って、microSD カードから KAISIMG.nbh を S11HT に焼き込みます。焼き込みが完了するタイミングでS11HTが自動的に再起動し、Android が起動するので少し驚きますが、問題はありません。

これで HardSPL のバージョンが 3.34 に上がります。

S11HT のフラッシュメモリを microSD カードから更新する方法

PC と USB ケーブルを接続して S11HTフラッシュメモリを更新する方法については、前回の記事に書いたので、microSD カードから更新する方法について書いてみます。

注意すべきポイントは三つ。

(1)microSD カードを使用する
microSDHC カードでは駄目です。私はこれで相当、ハマりました。

(2)FAT32 でフォーマットする
Panasonic 純正フォーマットツールでフォーマットした後に、Windows上でFAT32フォーマットすると確実です。

(3)ファイル名を再確認する
私は拡張子が "mbh" になっていて(正確には nbh)で相当、ハマりました。

あとは公開されている手順どおりで大丈夫なはずです。
以降に手順を簡単にメモしますので、参考にしてください。

(4)KAISDIAG.NBH の入手

ここから KAISDIAGSD.zip をダウンロードする。zip の中に KAISDIAG.NBH があるので、適当な場所に取り出しておく。

(5)KAISIMG.nbh の準備

S11HTフラッシュメモリ(NAND)に焼き込みたいイメージを、KAISIMG.nbh という名前で準備する。

(6)microSD カードへのコピー

KAISDIAG.NBH と KAISIMG.nbh を microSD カードのルート直下にコピーします。この二つ以外のファイルは消去しておくと確実です。

(7)フラッシュメモリアップデート

  1. S11HT の電源をOFFにする
  2. S11HT に準備した microSD カードを挿す
  3. カメラボタンを押しながら電源ボタンを押下する
  4. 三色画面になり、自動的に KAISDIAG.NBH が読み込まれます。電源ボタン、カメラボタンからは手を離してください。
  5. Press power button to start update image と表示されたら、電源ボタンを押下する。KAISIMG.nbh が読み込まれてフラッシュメモリに書き込まれます。
  6. Update Complete UPDATE SUCCESS と表示されたら成功です。再起動してください。(リセットボタンを押下する)

以上です。